092-713-8488平日 9:30~17:00福岡県行政書士会 福岡中央支部事務局(「行政書士法人 アドバンス」内)
令和4年3月22日Zoom会議室にて
令和3年度第2回福岡県行政書士会福岡中央支部研修会が開催されました。
内容は以下のとおりです。
テーマ:経営事項審査・建設業の許可の基礎、建設キャリアアップシステム登録手続きについて
講師は以下の方に担当していただきました。
ワイズ公共データシステム株式会社 福岡営業所 木下 年(みのる)様
研修会では、はじめに東日本大震災等や熊本地震を契機とした災害に強い国づくり「国土強靱化計画」のため、政府建設投資額(公共工事)が増加していること、そして建設業界の高齢化に伴う世代交代実現のため、国が若者の雇用を促進する政策を実施していることについてご説明がございました。
第1部「経営事項審査」では、経営状況分析の流れや経営事項審査評点算出方法(令和3年4月改正)、第2部「建設業の許可の基礎」では建設業の区分や業種、経営管理責任者や専任技術者の要件、第3部「建設キャリアアップシステム登録手続き」ではシステムの概要と利用までの流れ、また今後の展開について大変詳しくご教授いただきました。
現在は東日本大震災等の経験を踏まえ、建設業者が大規模災害時の一次対応や復旧活動を実施することができるよう、地方自治体や公共団体、建設業協会や組合との連携が強化されています。平成30年4月には建設業者の「地域の守り手」としての役割の評価を拡大し、地域に貢献する企業を将来にわたって後押しすることを目的に、経営事項審査の評価点数(防災協定締結の有無)の引き上げが行われました。
建設業の許可申請や経営事項審査等の際には、現在の状況だけで判断するのではなく、過去の事柄や経験から繋がる未来を見据え、多角的な視点からお客様にアドバイスをすることが重要であるとのご説明は大変興味深く、また大変有意義な時間となりました。
当支部では、法改正や新しい分野に対応すべく支部会員向けに今後も多種多様な研修会(オンライン研修会)を開催予定です。